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エネルギー源(2)

<無酸素系機構>

乳酸系

中距離走のような少々長い時間(40秒くらい)の激しい運動を続けるには、エネルギー補給が非乳酸系だけでは間に合いません。
しかも、呼吸循環が筋に十分な酸素を運搬できません。
そのため、このような運動に対しては、酸素を使わずにエネルギーを放出、供給しなければなりません。
そこで、ATPの再合成のために筋肉中のグリコーゲンが利用されます。

グリコーゲンは酸素を利用することなく分解され、ATPを生産しますが、それと同時に乳酸も生産されます。

この乳酸が筋肉に蓄積され、血液中に流れ出すと筋収縮ができなくなります。この乳酸の蓄積が原因の疲労を乳酸型疲労といいます。

乳酸型疲労の回復には、酸素によって筋への血液を促進し、蓄積されている乳酸を洗い流す必要があります。
乳酸は肝臓でグリコーゲンに再合成し、一部は燃料として骨格筋へ、一部は心筋や肝臓で有酸素的に分解されます。

また、乳酸の処理を促進されるには、ストレッチ軽負荷での運動継続などの積極的休息が有効です。



<有酸素系機構>

約40秒以上から数時間におよぶ持久系の運動では、大部分はグリコーゲンの有酸素分解で生産されたATPがエネルギーになります。
この時、エネルギーとなるのは筋肉中のグリコーゲンだけでなく、体内中に貯蔵されているグリコーゲンも血中グルコースによって消費されます。

更に長時間の持久運動には脂肪もエネルギーとして役に立ちます。
しかし、脂肪のエネルギー消費は比較的緩慢なので、グリコーゲンの消費に比べたら小さいものです。

有酸素運動による疲労をグリコーゲン欠乏型疲労といいます。
回復のためには、炭水化物を主体とした食事によるグリコーゲンの補給が第一です。



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エネルギー源(1)

筋肉を動かす直接のエネルギーは、ATP(アデノシン三リン酸)であり、ATPが分解されることによってエネルギーは作られています。

体を動かし続けるためには、ATPを分解し、同時に再合成しなければなりません。

この再合成の仕方には、無酸素系機構(アネロビクス)と有酸素系機構(エアロビクス)があります。
そして、無酸素系機構は非乳酸系乳酸系の2つに分類されます。


<無酸素系機構>

非乳酸系(ATP系−CP系)

急激な筋運動の際には、筋肉にあるATP(アデノシン三リン酸)とCP(クレアチンリン酸)が瞬時に分解され筋収縮のエネルギーを放出します。
この時、酸素(O2)は必要としません。
しかしながら、ATP、CPの筋肉に貯えられている量は限られています。
どれだけの量が貯えられているかというと、全力運動で約8秒以内に消費されてしまいます。

非乳酸系の運動による疲労の原因は、ATP、CPの欠乏(ATP、CP欠乏疲労)です。
回復には、ATP、CPを筋肉に正常量まで補給することが必要です。
ただし、回復においては、酸素の供給がなければなりません。



posted by ふぁるこん at 00:00 | Comment(4) | TrackBack(0) | SIMPLE 運動生理学

筋繊維の種類

筋繊維は、収縮形式により遅筋繊維速筋繊維に分けられます。

 遅筋繊維 ST(Slow Twitch Fiber)
 収縮が遅く疲労し難い。別名、赤筋。

 速筋繊維 FT(Fast Twitch Fiber)
 収縮が早く疲労し易い。別名、白筋。


また、代謝特性により3種類に分類されます。

 SO(Slow Oxdatine Fiber)
 遅筋繊維で収縮速度が遅く、持久力に優れている。
 エネルギー源は、主に有酸素機構。

 FG(Fast-Grycolytic Fiber)
 速筋繊維で収縮速度が速く、発揮する張力も大きいが、疲労し易い。
 エネルギー源は、主に非乳酸性、乳酸性機構。

 FOG(Fast Oxdatine Grycolytic Fiber)
 FG繊維とSO繊維の両方の特性を持っている。
 収縮速度も速く、持久力もある。
 FGからFOGに変わるが、FOGからSOには変わらない。SOからFOGにも変わらない。


人間は産まれた時には、FTとSTの割合はほぼ同じと言われていますが、スプリンターはFT、マラソンランナーはSTの割合が多いという統計結果があります。
FT、STの割合は持って生まれたものであり、トレーニングによって、FT、STの割合は変わりません。



posted by ふぁるこん at 02:23 | Comment(2) | TrackBack(0) | SIMPLE 運動生理学

筋収縮の種類

等張力性収縮

ダンベル・バーベルなどのフリーウェイト(動的筋力トレーニング)で起こる筋収縮が等張力性収縮です。

等張力性収縮は2種類に分類されます。

 ・短縮性収縮(ポジティブ・ワーク)
          ・・・バーベルなどを重力に逆らって持ち上げる時。

 ・伸張性収縮(ネガティブ・ワーク)
          ・・・バーベルなどを重力に沿って降ろす時。



等尺性収縮

静的筋力トレーニングを行う時の筋収縮の状態を等尺性収縮といい、筋が長さを変えずに収縮することを意味します。

例をあげると、

壁を間接の角度を変えずに押したり、自分の左右の手のひらを胸の前で合わせ、両肘を床と水平にして押したり引いたりするトレーニングのことです。



等速性収縮

等速性収縮とは、間接が動く角度のすべてに同じ負荷がかかり、同じ速度で運動する場合に引き起こされる筋収縮です。
このトレーニング方法を、アイソキネティック・トレーニングと呼びます。
但し、マシーンによってしかトレーニングできません。
水泳選手のように、運動中の水抵抗がほぼ同じようである場合、このトレーニングは効果的です。



posted by ふぁるこん at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | SIMPLE 運動生理学

筋の構造について

筋肉は体重の約40%を占めており、300〜400種類あると言われています。
そして多数の筋繊維からできており、主な機能は収縮です。
骨格筋など横紋構造のある横紋筋内臓筋のような横紋構造のない平滑筋とがあります。

骨格筋は随意筋とも言われ、意思によりコントロールできますが心筋・内臓筋は不随意筋と言われ意思によってコントロールできません。

横紋筋は長いたんぱく質の鎖状分子の束になっています。
その束が集まりフィラメントという物質を形成し、さらにそのフィラメントが多数集まります。直径1〜2μm(1μm=0.001mm)の束です。
この1〜2μm束を筋原繊維といい、筋原繊維が50〜100μmの束に集まったものを筋繊維といいます。
そして筋繊維が多数集まって筋は形成されています。
故に、筋の成長は筋繊維の肥大によってなるということになります。



posted by ふぁるこん at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | SIMPLE 運動生理学

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